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ルルへの愛を語ったり 日々のことを綴るともきの日記
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長らくお待たせしてしまいました<(_ _)>

スザクとルル猫 すれ違い編4です!


何となくシリアスっぽいけど、ルル猫は世界の宝!というのがコンセプトです^^;

前のお話を忘れちゃったよ!という方はカテゴリーの中から「ルル猫」を選択して下さい。

次回こそ終わらせますので(汗)
もう少しだけお付き合い頂けたら嬉しいです。

携帯からは改行などが見づらいかもしれません。


こんな感じでもよろしければ!


ルルーシュが臍を曲げてから、もう一週間が経つ。
スザクはもちろん毎日ジノの家にルルーシュを迎えに来ているのだが、一向に振りむいて貰えない。
というのも毎回スザクは懲りずにルルーシュにするようにユフィを抱きしめ、褒めるのだ。
 
「ユフィ、君の毛並みはとても柔らかくて気持ちいいね。ルルーシュみたいだ。」
 
スザクとしてはただ単にルルーシュに触れらないストレスから、ユフィを撫でているだけだったのだが、その態度はルルーシュに「自分はもういらないんだ」と思わせてしまうには十分だった。
 
 


今日もルルーシュに無視をされ、落ち込むスザクをジノは励ますように大きな手で思い切りスザクの背中をバシっと叩いた。
 
「そんなに落ち込むなって。そのうちルルーシュも機嫌なおしてくれるさ!」
 
「・・・その台詞はもう聞き飽きた。」
 
「そう言うなって。」
 
確かに毎日同じ言葉を繰り返していたジノだったので、カリカリと米神を掻きながら新しい提案をした。
 
「このままじゃ二人とも悪化するだけだし、少し距離を置いてみたらどうだ?ほら、押してダメなら引いてみろって言うだろ?」
 
「ルルーシュが家に居てくれないだけでこんなに辛いのに、姿すら見れないなんて、ジノは僕に死ねって言うの?」
 
ジトリと夏の雨の日のような湿度の高い鬱陶しい目でジノを睨むスザクの前を、漆黒の尻尾を優雅に揺らしながらルルーシュが通り過ぎて行く。
 
「あ、ルルーシュ!」
 
思わずスザクは声をかけるが、ルルーシュはツンとしてチラリとも視線を動かさない。
そしてそのまま日向に置かれているクッションの上で丸くなり、寝てしまった。
 
「うぅぅ。るるーしゅのばかぁ。」
 
鼻水を垂らしてルルーシュを罵るスザクは、その後結局ジノの提案を受け入れることにして、泣きながら帰っていった。
 
 
 


一方ルルーシュはルルーシュで悩んでいた。
本当は今すぐにでもスザクと家に帰りたい。
スザクに撫でて欲しいし、抱っこをして欲しい。
妹たちは可愛くて大切だが、それとは別にルルーシュはスザクのことが大好きで大切だった。本当は夜寝る時にスザクの体温がないと寂しいし、おやすみのキスがないとよく眠れない。
けれど、だからこそルルーシュは悩んでいた。
スザクは本当は自分のことを好きではないのではないかと。
ユフィのように素直で可愛い猫の方が、自分のような天の邪鬼よりもよほど可愛がられるべきだとも自分で思うくらいなのだから、スザクもきっとそう思っているに違いない。
そもそも母親に見向きもされなかった自分を辛抱強く育ててくれたのはスザクだが、もう面倒になったのかもしれない。
初めはスザクがユフィを大事にする姿がショックで、少し困らせてやろうと思っていただけだ。だけどすぐに許すのも妙なプライドが邪魔してできなかった。
しかし日が経つにつれ、ルルーシュは次第に自分の存在に疑問を持ち始め、人知れずどんどんと落ち込んでいった。
 
きっかけは些細な嫉妬から始まったはずなのだが、いつの間にか問題はルルーシュの心に大きな影を生んでしまうくらい大きくなってしまっていた。
 
ミー。
 
寂しさのあまりつい幼いような声が出てしまったが、いつもなら「どうしたの?」と優しく撫でてくれるスザクがいない。ああもうどうしたらいいんだと、ルルーシュはペタリと耳を伏せてもう一度小さく鳴いた。
 
 
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ともき
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・ルル/ー/シュ中毒
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